kujakuhanamasakobl2023年9月17日1 分第3期-6 ランウェイ1988年 51×44 油彩 2019年個展(画廊ぶらんしゅ)にて初公開。 孔雀の羽の位置に百合の花を重ねる手法が見え始める、その代表作。 第2期の孔雀の羽が、あたかも花びらの集合であるかのように描かれていた段階を経たもので、より大胆に、とりと花が互いの美を引き立たせている。
kujakuhanamasakobl2023年9月17日1 分第3期-5 鳥界(春夢)1986年 162×130 油彩 『毎日グラフ』1986年6月29日号で、美術評論家・佃堅輔によって「静かな、まどろみの表情が、いかにも女性らしい細やかな感性によって語られる」と評される。 この評論の場で、昌子の第3期の絵が〈イマージュと幻影〉とテーマ化される。...
kujakuhanamasakobl2023年9月17日1 分第3期-4 花1988年 73×91 油彩 2019年個展(画廊ぶらんしゅ)にて初公開 「この道」が100号であるのに対して、「花」は30号。大きさこそ釣り合っていないが、この2枚は対(つい)の意識で制作されたもの。「花」の孔雀の足元はぼかされているが、「この道」を合わせ見ることによって...
kujakuhanamasakobl2023年9月17日1 分第3期-3 この道1987年 162×130 油彩 『芸術公論』第4巻3号(通巻19号)に、美術評論家・佃堅輔によって紹介される。 2019年画廊ぶんらんしゅ個展にて、メインの壁面を飾った2枚のうちの1枚。昌子第3期の代表作。 孔雀の足元に、美しい別の孔雀が踏みしだかれている。美を競っていた...
kujakuhanamasakobl2023年9月17日1 分第3期-2 風わたる1988年 162×130 油彩 『芸術グラフ』第9巻6号(通巻58号)企画「佃堅輔の選んだ年間ベスト10」で「遊苑」とともにこの「風わたる」が選ばれる。「孔雀の美を詩的イメージ空間に置」いた作品と評価される。 5月の風がそよぐような空間の中に、上品でさわやかな鳥の姿が描か...
kujakuhanamasakobl2023年9月17日1 分第3期-1 遊苑1988年 162×130 油彩 『芸術公論』第5巻3号(通巻25号)企画「女流作家18人」において、美術評論家・嶋田三郎によって「清爽感に溢れた優美な作品」と評される。 『芸術グラフ』第9巻6号(通巻58号)企画「佃堅輔の選んだ年間ベスト10」に「風わたる」とともにこの「...
kujakuhanamasakobl2023年9月17日1 分第2期-2 競華1986年 162×130 油彩 2019年画廊ぶらんしゅ個展にて初公開 美術評論家たちによって激賞された1988年の「遊苑」「風わたる」第3期の一段階前の作品。色遣いや構成は「遊苑」「風わたる」に近似しているが、孔雀と孔雀の闘争が仕組まれている。第1期の写実から第3期のイ...
kujakuhanamasakobl2023年9月17日1 分第2期-1 鳥界(待春)1985年 162×130 油彩 『毎日グラフ』1985年6月16日「現代作家20選」で美術評論家・秋沢国男に「洗練された調和」がうかがえると評された。 『芸術公論』第2巻4号(通巻8号)「水上杏平の洋画家特集」でも紹介される。...
kujakuhanamasakobl2023年9月17日1 分第1期-2 華麗なる闘魂1978年 162×130 油彩 日展入選作 2年連続での日展入選作。昌子の実力は、定評を得ていく。この段階では、複数の孔雀は美を競い合うのみの存在となっていく。第1期の作品は、想像を絶するほどのスケッチを経て、究極のとりの美しさを表現するものとなっていく。第1期を代表する...
kujakuhanamasakobl2023年9月17日1 分第1期-1 舎のとり1977年 162×130 油彩 日展入選作 「舎」とは、熊本市動植物園の孔雀舎である。夏の暑い日も、冬の寒い日も通い続けて描き続けた。昌子は孔雀をけっして孔雀とは呼ばなかった。「とり」「鳥」と表現し、抽象化することによって「とり」の姿の美に焦点を当てた。とりたちは、見る者...